近日、日本のテレビニュースにでも取り上げられていますが、中国は、4～6月期に四半期ベースで過去最高となる1200億ドル（約11兆4千億円）の海外マネーが流入したとされており、株・不動産が高騰しています。また、同期の国内総生産（ＧＤＰ）成長率が7.9%で、日本を抜きまして、ＧＤＰでアメリカに次ぐ「世界第2位の経済大国」の座が譲られる形になりそうです。
インターネット関連市場も好調のようです。中国iResarch※が 8月5日に発表した≪2009年第2四半期（4～6月）中国検索エンジン市場監測報告≫によれば、4～6月期の中国検索エンジン市場規模は17.42億元（約240億円）に達しており、昨年同期と比べ、35.7%の増加となり、前半期(1~3月)より32.4%の増加となりました。
中国国内多くの専門家が、検索エンジン営業収入の増加の主な原因としては、経済危機をきっかけに、広告主が検索エンジン広告を選択転換し、ネット広告を認めるようになったことと、景気回復されつつの見方もあるようです。中国iResarchの予測では、ネット広告主数は約32万とされています。ネット広告市場のトップは百度（63.6%）、その次はGoogle中国(32.5%)となっています。両者の市場営業収入合計は市場の96.1%を占めています。
※ iResarch（艾瑞諮詢） : 中国国内のマーケティングリサーチ・コンサルティング会社